株主優待が届くたびに、今後もホールドすべきかどうかをチェックしていきます。
今回は都市型の家電量販店として有名な「ビックカメラ」です。
うちに株主優待が届いたのは5月第3週でした。
株主優待の内容
権利確定月は2月末日・8月末日の年2回です。
買物優待券(1,000円券)
ビッグカメラで使える買物優待券(1,000円券)が保有株数に応じて下記の枚数もらえます。
100株以上は2月末日2枚、8月末日1枚の計3枚(3,000円)
500株以上は2月末日3枚、8月末日2枚の計5枚(5,000円)
1,000株以上は2月末日5枚、8月末日5枚の計10枚(10,000円)
10.000株以上は2月末日25枚、8月末日25枚の計50枚(50,000円)
加えて、長期保有の優待制度があります。
100株以上を1年以上2年未満継続保有だと1枚、2年以上継続保有だと2枚が8月末日のタイミングで追加されます。
優待券枚数の比率が一番良いのは100株を2年以上保有することです。
現在の株価・利回り
1,074円(2020年5月22日終値) 単元株数100株
配当金20円 利回り1.86%
配当金20円+優待50円 利回り6.51%
※優待は100株を2年以上継続保有で年5枚(5,000円)換算。
前回(2019年11月21日終値)との株価比較 ▲125円(値上がり率▲10.4%)
配当金は昨期の年間配当です。昨期でみれば、利回りはまずまずです。
優待券は金券ショップ、ネットオークションなど換金できるところも多いです。
新型コロナの影響で、株価は一度大きく下げましたが、少しずつ戻してきました。
最新の中間決算期が、新型コロナの影響の少ない20年2月末でしたので、中間配当も10円ありました。期末配当は未定となっています。
直近の決算内容
ビックカメラの連結決算の数字を確認します。
毎度ですが、売上高、自己資本比率、ROEくらいは確認しています。
もちろん連結でみていきます。決算期が8月末ですので、新型コロナの影響前の数字です。
売上高
2019年8月期 894,021百万円
2018年8月期 844,029百万円
2017年8月期 790,639百万円
2019年8月期は売上を伸ばしましたが営業利益、経常利益、純利益ともに減少しました。
直近の上半期(19年9月~20年2月)は消費税増税、新型コロナの影響も少しあり、昨年よりも厳しい状況となったようです。
会社予想では下半期は純損失で、通期はギリギリ利益が出るように見込んでいますが、かなり厳しくなりそうです。
自己資本比率
2019年8月期 33.4%
2018年8月期 35.5%
2017年8月期 34.9%
19年8月期は有利子負債が増加し減少していました。昨期までは問題ない水準です。
20年8月までの通期でギリギリ利益がでれば大丈夫だと思います。
株主資本利益率(ROE)
2019年8月期 10.65%
2018年8月期 13.58%
2017年8月期 11.74%
19年8月期は減少してしまいましたが日本の企業としては十分な数字です。
半年前までは20年8月期は増収増益を見込んでいたようですが、実現は難しいでしょう。
今後もホールドするべきか
訪日外国人が大きく減少し、来期はかなり厳しい決算となると思います。
ただ、意外にも株価は維持しています。給付金10万円でみんな家電を買うと予想しているのでしょうか。
20年2月日本橋三越本店に新店がオープンしましたし、22年にも千葉駅前に新店を出店する予定です。
新型コロナが終息すれば成長は続けていけると思っています。
すぐに潰れる状況ではないと思いますし、株主優待は魅力的ですので、今後もホールドしたいと思います!
※あくまでも個人の備忘録として掲載していますので、投資する場合は自己責任でお願いします。