株主優待が届くたびに、今後もホールドすべきかどうかをチェックしていきます。
今回は都市型の家電量販店として有名な「ビックカメラ」です。
うちに株主優待が届いたのは11月第3週でした。
株主優待の内容
権利確定月は2月末日・8月末日の年2回です。今回は8月末日分です。
買物優待券(1,000円券)
ビックカメラで使える買物優待券(1,000円券)が保有株数に応じて下記の枚数もらえます。
100株以上は2月末日2枚、8月末日1枚の計3枚(3,000円)
500株以上は2月末日3枚、8月末日2枚の計5枚(5,000円)
1,000株以上は2月末日5枚、8月末日5枚の計10枚(10,000円)
10.000株以上は2月末日25枚、8月末日25枚の計50枚(50,000円)
加えて、長期保有の優待制度があります。
100株以上を1年以上2年未満継続保有だと1枚、2年以上継続保有だと2枚が8月末日のタイミングで追加されます。
優待券枚数の比率が一番良いのは100株を2年以上保有することです。
現在の株価・利回り
1,149円(2020年11月20日終値) 単元株数100株
配当金13円 利回り1.13%
配当金13円+優待50円 利回り5.48%
※優待は100株を2年以上継続保有で年5枚(5,000円)換算。
前回(2020年5月22日終値)との株価比較 +75円(値上がり率+6.9%)
配当金は新型コロナの影響で減配となり、年間配当で20円から13円になりました。
優待券は金券ショップ、ネットオークションなど換金できるところも多いです。
優待券を含めれば利回りはまずまずです。
新型コロナの影響で、株価は一度大きく下げましたが、最近は安定してきました。
直近の決算内容
ビックカメラの連結決算の数字を確認します。
毎度ですが、売上高(営業利益)、自己資本比率、ROEくらいは確認しています。
もちろん連結でみていきます。決算期が8月末ですので、新型コロナの影響前の数字です。
売上高(営業利益)
2020年8月期 847,905百万円(12,066百万円)
2019年8月期 894,021百万円(22,943百万円)
2018年8月期 844,029百万円(27,055百万円)
新型コロナの影響で、テレワークに伴う需要が生じたパソコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機などは堅調、スマホ、デジカメ、理容美容家電などが低調だったようです。
ネット通販事業、郊外にあるコジマは堅調だったものの、インバウンドの激減を補うには至らず減収減益となっています。
ただ、利益は出ていますし、21年8月期予測も19年8月期並みの売上8,960億円、営業利益150億円を見込んでいます。
自己資本比率
2020年8月期 29.0%
2019年8月期 33.4%
2018年8月期 35.5%
20年8月期は利益が出ましたが、長期借入金の増加で自己資本比率は低下しています。
21年8月期の通期では、利益がでることを見込んでいますので心配はいらないと思います。
株主資本利益率(ROE)
2020年8月期 4.02%
2019年8月期 10.65%
2018年8月期 13.58%
18年、19年の数字は日本の企業としては十分な数字です。
20年8月期は低い数字ですが、利益が出ているだけ良しとしましょう。
今後もホールドするべきか
訪日外国人が大きく減少し、厳しい決算となると思っていましたが、そこまで崩れなかった印象です。
コロナ禍でも21年8月期は利益が出ると予想していますし、株価も維持しています。
倒産リスクも低いと思いますし、株主優待は魅力的ですので、今後もホールドしたいと思います!
※あくまでも個人の備忘録として掲載していますので、投資する場合は自己責任でお願いします。