株主優待が届くたびに、今後もホールドすべきかどうかをチェックしていきます。
今回はカラオケルームの「ビッグエコー」、通信カラオケの「DAM」で有名な「第一興商」です。
うちに株主優待が届いたのは12月第1週でした。
株主優待の内容
権利確定月は3月末日・9月末日の年2回です。今回は9月末日分です。
優待券(500円券)
「ビッグエコー」や系列の飲食店で使える優待券(500円券)が保有株数に応じて、100株以上で10枚(5,000円分)、1,000株以上で25枚(12,500円分)もらえます。
また、優待チケットをそのまま返送すると、音楽ソフト子会社レーベルのCDと交換することができます。
ただ、交換できるCDは演歌などが多く、私は系列の飲食店で使うことが多いです。
現在の株価・利回り
3,670円(2020年12月4日終値) 単元株数100株
配当金113円 利回り3.07%
配当金113円+優待100円 利回り5.80%
※優待は100株(5,000円分×2回)で換算。
前回(2020年6月26日終値)との株価比較 +375円(値上がり率+11.3%)
新型コロナの影響で、株価は3000円を割ることもありましたが、少し戻ってきました。
株主優待は魅力的で、株価が値下がりしたこともあり、利回りも悪くありません。
直近の決算内容
第一興商の連結決算の数字を確認します。
毎度ですが、売上高(営業利益)、自己資本比率、ROEくらいは確認しています。
もちろん連結でみていきます。
売上高(営業利益)
2020年3月期 146,297百万円(19,058百万円)
2019年3月期 143,833百万円(19,672百万円)
2018年3月期 141,370百万円(21,103百万円)
新型コロナの影響が少なかった20年3月期までは順調な業績でした。
21年3月期の中間決算は1,642百万円の営業損失、3,881百万円の純損失でした。
通期予測も1,400~4,000百万円の営業損失を見込んでいます。
中間決算の中身を見ると業務用カラオケ事業では利益を上げていますが、カラオケ飲食店舗事業での損失が大き過ぎるようです。
自己資本比率
2020年3月期 74.0%
2019年3月期 69.3%
2018年3月期 68.7%
21年3月期の中間決算時点では、60.6%まで低下してしまいましたが、まだ充分な水準です。
さらに低下する可能性はありますが、経営基盤が揺らぐことはないと思います。
株主資本利益率(ROE)
2020年3月期 9.46%
2019年3月期 12.25%
2018年3月期 10.87%
自己資本比率も高く、ROEの水準も日本企業としては十分でした。
21年3月期はマイナスになると思いますので、1年はガマンが必要です。
今後もホールドするべきか
個人的には好きな業種ですし、新型コロナが終息すれば、まだまだ伸びる企業だと思っています。
中間決算は私が想像していたよりダメージは少なかったように感じます。
21年3月期までは全く期待はできませんが、株主優待の魅力度もそこそこ高いので、今後もホールドしたいと思います!
※あくまでも個人の備忘録として掲載していますので、投資する場合は自己責任でお願いします。