株主優待が届くたびに、今後もホールドすべきかどうかをチェックしていきます。
今回は「おーいお茶」でお馴染みの「伊藤園」です。
うちに株主優待が届いたのは8月第1週でした。
ちなみに私は議決権のない第1種優先株式を保有しています。
株主優待の内容
権利確定月は4月末日です。
自社製品
保有株数に応じて伊藤園の自社製品がもらえます。
100株以上で1,500円相当、1,000株以上で3,000円相当です。写真は100株以上です。
昨年との違いは「濃いお茶」が「理想のトマト」に変わったくらいです。
また、優待割引価格で伊藤園商品が買えるパンフレットももらえます。
ちなみに100株以上だと30%割引でした。正直、スーパーの安売りくらいの価格設定なので、そこまで魅力的ではありません。
現在の株価・利回り
2,051円(2020年8月7日終値) 単元株数100株
配当金50円 利回り2.43%
配当金50円+優待15円 利回り3.16%
※優待は100株で換算。
前回(2019年7月26日終値)との株価比較 ▲163円(値上がり率▲7.9%)
配当金はここ数年同額です。
優先株式と普通株式の株価の差がさらに開きましたが、普通株式の配当金は40円でした。
利回りだけを考えれば優先株式の方がお得です。
直近の決算内容
伊藤園の連結決算の数字を確認します。
毎度ですが、売上高(営業利益)、自己資本比率、ROEくらいは確認しています。
もちろん連結でみていきます。
売上高(営業利益)
2020年4月期 483,360百万円(19,940百万円)
2019年4月期 504,153百万円(22,819百万円)
2018年4月期 494,793百万円(22,043百万円)
報告書には新型コロナウイルスの影響を受けたとの表現はしていますが、飲料だけで考えれば大きな影響ではなかったと思います。
タリーズコーヒーの多くの店舗で、休業や時短営業したことによる影響が大きかったと思います。
自己資本比率
2020年4月期 51.0%
2019年4月期 49.2%
2018年4月期 47.3%
水準としても十分ですし、順調に増加しています。
新型コロナで経営が傾くことはないと思います。
株主資本利益率(ROE)
2020年4月期 5.23%
2019年4月期 9.90%
2018年4月期 9.03%
昨期まで日本の企業としては高い水準でしたが、減益となったことで低くなりました。
新型コロナの影響を受けても、この数字であれば優秀だと思います。
今後もホールドするべきか
新型コロナの影響は受けているかもしれませんが、経営が傾くようなことはないでしょう。
ここまで優先株式と普通株式の株価の差が出たことに疑問が残りますが、配当と優待をもらえ続けられるのであれば、優先株式で問題ありません。
株主優待の魅力度はそれ程ではないですが、今後もホールドしたいと思います!
※あくまでも個人の備忘録として掲載していますので、投資する場合は自己責任でお願いします。