株主優待が届くたびに、今後もホールドすべきかどうかをチェックしていきます。
今回は温泉付きビジネスホテル「ドーミーイン」で有名な「共立メンテナンス」です。
うちに株主優待が届いたのは6月末でした。
株主優待の内容
権利確定月は3月末日・9月末日の年2回です。
①株主優待割引券(1,000円券)
共立メンテナンスグループのホテル、飲食店などの運営施設で使える優待券(1,000円券)が、年2回、保有株数に応じてもらえます。
さらに、3年以上の継続保有している株主には、保有株数に応じて年1回(3月末分)追加で優待券が送られてきます。
3年以上保有している場合の年間でもらえる枚数は下記の通りです。右側が追加分です。
100株以上 1枚×2回 0枚×1回 年間2枚(2,000円分)
200株以上 3枚×2回 1枚×1回 年間7枚(7,000円分)
500株以上 8枚×2回 3枚×1回 年間19枚(19,000円分)
1,000株以上 10枚×2回 4枚×1回 年間24枚(24,000円分)
2,000株以上 25枚×2回 10枚×1回 年間60枚(60,000円分)
5,000株以上 35枚×2回 14枚×1回 年間84枚(84,000円分)
10,000株以上 60枚×2回 24枚×1回 年間144枚(144,000円分)
株数当たりの枚数比率が良いのは500株です。計算するとかなりバラツキがあります。
この優待券は他の割引券との併用ができます。下のリゾート優待券と併用すれば、かなりお安く泊まれます。
②リゾートホテル優待券
共立メンテナンスが運営するリゾートホテルを優待価格で利用できます。
今は新型コロナの影響で通常でも安い金額設定となっていますが、通常から10~30%の割引率のようです。
保有株数に応じて、下記の枚数もらえます。
100株以上 2枚
500株以上 3枚
1,000株以上 4枚
2,000株以上 10枚
北海道の対象ホテルは、「ラビスタ大雪山」「ラビスタ阿寒川」「ラビスタ函館ベイ」の3ホテルです。
③株主食事券
例年、株主総会の土産として配られる「お食事券」が、新型コロナの影響で全株主に配られました。
どのような食事が食べられるか気になるところですが、対象の店舗は全て東京の店なので、使う機会は無さそうです。
現在の株価・利回り
3,430円(2020年12月6日終値) 単元株数100株
配当金45円 利回り1.31%
配当金45円+優待38円 利回り2.41%
※優待は500株で年間19,000円分の優待券から換算。
優待利回りは低めです。新型コロナの影響で2,000円程度まで株価が下落しましたが、かなり株価は戻ってきました。
直近の決算内容
共立メンテナンスの連結決算の数字を確認します。
毎度ですが、売上高(営業利益)、自己資本比率、ROEくらいは確認しています。
もちろん連結でみていきます。
売上高(営業利益)
2020年3月期 169,770百万円(11,205百万円)
2019年3月期 162,811百万円(14,567百万円)
2018年3月期 152,021百万円(13,087百万円)
売上は増加したものの、前年比20%ほどの減益となっています。
学生・社員寮事業などは安定的だったようですが、さすがにホテル事業は新型コロナの影響は大きかったようです。
寮事業、総合ビルマネジメント事業は増益でしたが、ホテル事業は前年比40%ほどの減益でした。
自己資本比率
2020年3月期 38.7%
2019年3月期 39.3%
2018年3月期 37.6%
自己資本比率は変わりませんが、売上の拡大に合わせて有利子負債も増加してきています。
株主資本利益率(ROE)
2020年3月期 8.47%
2019年3月期 12.64%
2018年3月期 12.89%
日本の企業としても高い水準だと思います。さすがに20年3月期は減少しています。
今後もホールドするべきか
リゾートホテルのラビスタ函館ベイは北海道でも人気です。
温泉付のビジネスホテルとして有名なドーミーインは、私もかなり前から利用させてもらっています。
新型コロナウイルスの影響で厳しい状況のホテル業界ですが、人気がある方ですし、寮部門の収益もあり、生き残れるのではないかと思います。
株主優待の魅力度はそれほどかもしれませんが、今後もホールドしたいと思います!
※あくまでも個人の備忘録として掲載していますので、投資する場合は自己責任でお願いします。