株主優待が届くたびに、今後もホールドすべきかどうかをチェックしていきます。
今回は温泉付(一部除く)のビジネスホテル「ドーミーイン」で有名な「共立メンテナンス」です。
うちに株主優待が届いたのは12月第2週でした。
株主優待の内容
権利確定月は3月末日・9月末日の年2回です。今回は9月末日分です。
①株主優待割引券(1,000円券)
共立メンテナンスグループのホテル、飲食店などの運営施設で使える優待券(1,000円券)が、年2回、保有株数に応じてもらえます。
さらに、3年以上の継続保有している株主には、保有株数に応じて年1回(3月末分)追加で優待券が送られてきます。
3年以上保有している場合の年間でもらえる枚数は下記の通りです。右側が追加分です。
100株以上 1枚×2回 0枚×1回 年間2枚(2,000円分)
200株以上 3枚×2回 1枚×1回 年間7枚(7,000円分)
500株以上 8枚×2回 3枚×1回 年間19枚(19,000円分)
1,000株以上 10枚×2回 4枚×1回 年間24枚(24,000円分)
2,000株以上 25枚×2回 10枚×1回 年間60枚(60,000円分)
5,000株以上 35枚×2回 14枚×1回 年間84枚(84,000円分)
10,000株以上 60枚×2回 24枚×1回 年間144枚(144,000円分)
株数当たりの優待比率が良いのは500株です。計算するとかなりバラツキがあります。
この優待券は他の割引券との併用ができます。下のリゾート優待券と併用すれば、かなりお安く泊まれます。
②リゾートホテル優待券
共立メンテナンスが運営するリゾートホテルを優待価格で利用できます。
今は新型コロナの影響で通常でも安い金額設定となっていますが、通常から10~30%の割引率のようです。
保有株数に応じて、下記の枚数もらえます。
100株以上 2枚
500株以上 3枚
1,000株以上 4枚
2,000株以上 10枚
北海道の対象ホテルは、「ラビスタ大雪山」「ラビスタ阿寒川」「ラビスタ函館ベイ」の3ホテルです。
現在の株価・利回り
3,855円(2020年12月11日終値) 単元株数100株
配当金45円 利回り1.16%
配当金45円+優待38円 利回り2.15%
※優待は500株で年間19,000円分の優待券から換算。
前回(2020年6月26日終値)との株価比較 +425円(値上がり率+12.3%)
優待利回りは低めです。新型コロナの影響で2,000円程度まで株価が下落しましたが、かなり株価は戻ってきました。
中間配当は10円ありましたが、期末配当は未定となっています。
直近の決算内容
共立メンテナンスの連結決算の数字を確認します。
毎度ですが、売上高(営業利益)、自己資本比率、ROEくらいは確認しています。
もちろん連結でみていきます。
売上高(営業利益)
2020年3月期 169,770百万円(11,205百万円)
2019年3月期 162,811百万円(14,567百万円)
2018年3月期 152,021百万円(13,087百万円)
新型コロナの影響が少し含まれていましたが、20年3月期までの業績は順調でした。
21年3月期の中間決算は、売上高56,250百万円(前年同期比▲40.0%)で4,486百万円の営業損失と厳しい状況が続いています。
想像通りではありますが、特にホテル事業の売上高は、前年同期比▲56.8%で大きな影響を受けています。
自己資本比率
2020年3月期 38.7%
2019年3月期 39.3%
2018年3月期 37.6%
21年3月期の中間決算時点では33.1%まで低下しています。
まだ危険な水準ではありませんが、期末時点での数字には注視が必要です。
株主資本利益率(ROE)
2020年3月期 8.47%
2019年3月期 12.64%
2018年3月期 12.89%
日本の企業としても高い水準でした。
21年3月期の業績は6,800百万円の純損失を予測していますので、マイナスとなりそうです。
今後もホールドするべきか
温泉付(一部除く)のビジネスホテルとして有名なドーミーインは、私もかなり前から利用させてもらっています。
政府のGoToキャンペーンには振り回されている状況ですが、今のところ恩恵を受けている方ではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響で厳しい状況のホテル業界ですが、人気がある方ですし、寮部門の収益もあり、生き残れるのではないかと思います。
株主優待の魅力度はそれほどかもしれませんが、今後もホールドしたいと思います!
※あくまでも個人の備忘録として掲載していますので、投資する場合は自己責任でお願いします。