株主優待が届くたびに、今後もホールドすべきかどうかをチェックしていきます。
今回は違法建築問題が収束する気配のない「レオパレス21」です。
うちに株主優待が届いたのは12月2週目でした。
株主優待の内容
権利確定月は3月末日・9月末日の年2回です。
①レオパレス・リゾートホテル 無料宿泊券
グアムにあるリゾートホテルの無料宿泊券が、100株以上の3年未満保有で2枚、3年以上保有で3枚もらえます。優待券1枚につき、1室(1泊)使えます。
②国内ホテル 50%宿泊割引券
札幌、仙台、名古屋、博多の全国4カ所あるホテルの50%宿泊割引券が、100株以上の3年未満保有で2枚、3年以上保有で3枚。1,000株以上の3年未満保有で8枚、3年以上保有で12枚もらえます。優待券1枚につき、1室(1泊)使えます。
ただ、残念ながら名古屋を除く3ヵ所のホテルは譲渡が決まり、今回の50%宿泊割引券の利用可能期間は2020年1月1日から2020年3月末日までです
次回、2020年3月末以降権利確定分の株主優待につきましては、国内レオパレスホテル50%宿泊割引券は廃止するそうです。
③賃貸物件の入居費用割引、アパートなどの建築工事費用割引
300株以上を1年以上保有で、賃貸物件に入居する際の費用の割引やアパートなどの建築工事の費用が割引になります。
現在の株価・利回り
343円(2019年12月13日終値) 単元株数100株
配当金0円 利回り0.00%
配当金0円+優待10円 利回り2.91%
※優待は100株で3年以上保有の優待券を、オークションサイトで換金した場合の相場から換算。
前回(2019年7月1日終値)との株価比較 +61円(値上がり率+21.6%)
違法建築問題で赤字ですので、もちろん無配当です。
いつ倒産してもおかしくない会社で株価も底辺ですので、ちょっとしたニュースで大きく株価が変わります。
直近の決算内容
レオパレス21の連結決算の数字を確認します。
毎度ですが、売上高、自己資本比率、ROEくらいは確認しています。
もちろん連結でみていきます。
売上高
2019年3月期 505,223百万円
2018年3月期 530,840百万円
2017年3月期 520,488百万円
もちろん違法建築問題で、今期は売上の減少に加えて、680億円程度の純損失となっています。
2019年9月期の中間決算はバッチリ赤字です。通期でも下方修正しています。
自己資本比率
2019年3月期 27.7%
2018年3月期 47.2%
2017年3月期 47.0%
2019年3月期の損失が大きく数字に表れています。
会社発表の20年3月通期計画はギリギリ黒字を目指していましたが、下方修正してやはり赤字になるようです。
さらにギリギリのラインですね。
株主資本利益率(ROE)
2019年3月期 -21.83%
2018年3月期 4.39%
2017年3月期 6.14%
数年は仕方がないと思います。
今後もホールドするべきか
以前も書きましたが、昔からレオパレス物件は問題があると言われていましたし、違法建築問題は全く驚きませんでした。
私は、違法建築問題が発覚し、株価が急落してから取得しました。
株価も安いですし、お勉強的な意味合いも込めてです。
施工不備の改修工事は続きますが、資産があるので、売却を続ければ意外ともつかもしれません。もちろん個人的な見解です。
通期の数字によっては危機的な状況も予想されますが、立ち直る可能性を信じて、ホールドしてみたいと思います!
※あくまでも個人の備忘録として掲載していますので、投資する場合は自己責任でお願いします。