株主優待が届くたびに、今後もホールドすべきかどうかをチェックしていきます。
今回はファッションビルで有名な「パルコ」です。
うちに株主優待が届いたのは5月第2週でした。
株主優待の内容
権利確定月は2月末日・8月末日の年2回です。
①「PARCOカードクラスS」の発行
もちろん審査はありますが100株以上保有で上記のクレジットカードを発行できます。
特典はパルコ店舗で利用金額の5%割引(一部除外)の他、ホテル宿泊料割引、映画館入場料割引、パルコ内アートスペース入場料無料等です。
個人的には、クレジットカードはこれ以上増やしたくないですし、そこまでパルコのお買い物が多いわけではないので申請していません。
②PARCO株主優待券
パルコ店内で利用できる1,000円分のお買い物券です。対象映画館での映画鑑賞にも利用できます。
保有株数に応じて100株以上で1枚(年間2枚)、500株以上で2枚(年間4枚)、1,000株以上で4枚(年間8枚)、5,000株以上で8枚(年間16枚)、10,000株以上 12枚(年間24枚)もらえます。
3年以上の継続保有で上記に1枚/半年追加されます。
③大丸・松坂屋の優待券(年1回)
国内の大丸、松坂屋の店頭で現金・商品券による買い物2,000円毎に100円分として利用できる優待券がもらえます。
2月末に100株以上保有で40枚(4,000円分)、新規株主の場合は8月末に20枚(2,000円分)もらえます。
2,000円で100円なので、私はほとんど使う機会がありません…。
④ギャラリー株主パス券
1,000株以上保有でPARCOや大丸、松坂屋各店の有料文化催事に株主と同伴者1名まで無料で入場できる「ギャラリー株主パス券」がもらえます。
有効期間中は何度でも利用できるそうです。
現在の株価・利回り
1,052 円(2019年5月10日終値) 単元株数100株
配当金24円 利回り2.28%
配当金24円+優待40円 利回り6.08%
※優待は100株で3年以上保有した場合で換算。大丸松坂屋の優待券は除外。
株価は下がってきていますが、年4,000円分のお買い物券はお得だと思います。
直近の決算内容
パルコの連結決算の数字を確認します。
毎度ですが、売上高、自己資本比率、ROEくらいは確認しています。
もちろん連結でみていきます。
売上高
2019年2月期 89,969百万円
2018年2月期 91,621百万円
2017年2月期 93,780百万円
不採算店舗の閉店などにより前年を下回る売り上げとなっています。
特に今年は純利益が昨年比で半減するなど厳しい数字です。
ただ後述しますが、今年オープンする4つの店舗が軌道に乗れば、反転攻勢できると思っています。
自己資本比率
2019年2月期 46.1%
2018年2月期 48.2%
2017年2月期 48.8%
水準としては問題ない数字です。
減少傾向なのは少し気になりますが、新規ビルに投資中の会社ですので、多少は仕方ないと思っています。
株主資本利益率(ROE)
2019年2月期 2.66%
2018年2月期 6.29%
2017年2月期 6.31%
今年の利益が芳しくないのは伝わりますが、こちらも来期に期待です。
今後もホールドするべきか
大丸と松坂屋で有名なJ.フロントリテイリングの子会社となっており、株価についてはこちらの業績に左右されやすいので注意が必要です。
パルコだけで見れば、宇都宮PARCO、熊本PARCOを閉店させる一方で、錦糸町PARCO、サンエー浦添西海岸PARCO CITY、川崎ZERO GATE、新生渋谷PARCOなど、今年に4つの店舗を開業させる予定です。
まさにスクラップアンドビルドを実行中の会社ですので、来期の決算がどうなるか注目です。
最低単元株だけであれば利回りも良く、十分に価値があると思っていますので、今後もホールドしたいと思います!
※あくまでも個人の備忘録として掲載していますので、投資する場合は自己責任でお願いします。