株主優待が届くたびに、今後もホールドすべきかどうかをチェックしていきます。
今回はキティちゃんやマイメロディなどで有名な「サンリオ」です。
うちに株主優待が届いたのは12月2週目でした。
株主優待の内容
権利確定月は3月末日、9月末日の年2回です。今回は9月末日分です。
サンリオピューロランド、ハーモニーランド共通優待券
「サンリオピューロランドまたはハーモニーランドのどちらかに1日入場できる優待券」を保有株数に応じて下記の枚数もらえます。
100株以上 3枚
500株以上 6枚
1,000株以上 8枚
4,000株以上 10枚
10,000株以上 12枚
50,000株以上 15枚
100,000株以上 20枚
保有株数あたりの優待比率が良いのは100株です。
北海道にいると東京のピューロランド、大分のハーモニーランドに行く機会はほとんどありませんが、近くに住んでいる人には嬉しい優待です。
店舗優待券(1,000円券)
サンリオショップ、サンリオオンラインショップで使える1,000円券が保有株数に応じてもらえます。
100株以上で1枚(1,000円分)、1,000株以上で2枚(2,000円分)です。
使用制限はありますが、サンリオショップは全国にありますので、こちらの方が使い勝手がいいです。
現在の株価・利回り
1,441円(2020年12月18日終値) 単元株数100株
配当金35円(記念配当含む) 利回り2.42%
配当金35円+優待254円 利回り20.0%
※優待は100株で、入場券大人休日(3,900円)×3枚、店舗優待券(1,000円)×1枚を年2回で換算。
昨期の配当で見れば配当利回りはまずまずですし、入場券をフルで使う人には満足できる優待利回りだと思います。
ただ、21年3月期の中間配当は無配でしたし、通期予想も無配となっています。
直近の決算内容
サンリオの連結決算の数字を確認します。
毎度ですが、売上高(営業利益)、自己資本比率、ROEくらいは確認しています。
もちろん連結でみていきます。
売上高(営業利益)
2020年3月期 55,261百万円(2,106百万円)
2019年3月期 59,120百万円(4,786百万円)
2018年3月期 60,220百万円(5,734百万円)
20年3月期、日本の物販事業は路面店の臨時休業があったにも関わらず、前年比でプラス。
テーマパーク事業は2月下旬から臨時休業したことで、前年比でマイナスでした。
臨時休業するまでは好調だったようで、新型コロナの影響が決算にも少し表れています。
海外事業は19年1~12月の決算なので、新型コロナの影響は受けていない数字ですが、政治的な情勢の影響も受けて内容は厳しかったようです。
21年3月期の中間決算は、売上高が170億円(前年同期比▲38.3%)で26億円の営業損失でした。
新型コロナの影響は、海外事業と国内テーマパーク事業で大きかったようです。
アニメ・デジタル事業にもチャレンジしているようですので、新型コロナの影響を受けにくい分野で売り上げを伸ばしていってほしいです。
自己資本比率
2020年3月期 51.5%
2019年3月期 54.7%
2018年3月期 53.4%
自己資本比率は全く問題ない水準です。
有利子負債もここ数年、大きな変化はありません。
ただ、21年3月期の中間決算時点で43.0%まで低下しています。
株主資本利益率(ROE)
2020年3月期 0.39%
2019年3月期 7.42%
2018年3月期 9.36%
2年前の水準であれば悪くない数字ですが、21年3月期の会社計画では46億円の営業赤字、37億円の経常損失を予測していますので、次は期待できません。
今後もホールドするべきか
キャラクタービジネスでは申し分ないサンリオですが、トップには少し不安があるようです。
継ぐはずだった現会長の息子が急逝されて、孫に社長を譲ったようです。
実力は未知数ですが、太っていること(健康管理)と字が汚いことは気がかりです。汗
ただ、会長と他の役員が残っていれば舵取りが大きく狂うことはないと思っています。
また、少なからず新型コロナの影響は受け続けています。
テーマパーク事業はいばらの道が続くと思いますが、財務状況がまだ健全ですので、今後に期待してホールドしたいと思います!
※あくまでも個人の備忘録として掲載していますので、投資する場合は自己責任でお願いします。