アップが遅くなりましたが、7月中旬に奥尻島を一周してきました!
奥尻島と言えば、やっぱりウニです。
養殖モノは年中食べられるようですが、天然ウニ漁の期間が毎年7月中旬~8月中旬に限られています。
タイミングとしてはベストシーズンだったと思います。
行き方
奥尻島に行く方法は、フェリーか飛行機です。
フェリーは江差からハートランドフェリーが1日2往復運航しています。
私が訪れた2019年7、8月の運航時間は
江差⇒奥尻 9:30発~11:40着、16:35発~18:45着
奥尻⇒江差 6:50発~9:00着、14:00発~16:10着
でした。一番安い2等自由席は片道2,860円。
奥尻島をゆっくり一周したいのであれば、早い時間で行って、翌日の遅い時間で帰ってくる1泊2日コースをおすすめします。
2019年3月までは、せたなからの航路がありましたが、残念ながら廃止になってしましました。
フェリー以外は、函館空港から正午前後に発着する飛行機が1日1往復出ています。飛行時間は30分です。
札幌からは使いにくいですが、島にちょうど24時間いれるので函館からや本州から観光するにはアリだと思います。
私はフェリーの江差9:30発で行って、翌日、奥尻14:00発で帰ってきました。札幌からだと出航時間が早すぎるので、江差に前泊しました。汗
2等自由席で雑魚寝しましたが、カランセ奥尻はキレイで快適でした。
フェリーで到着すると、奥尻島のマスコットキャラクター「うにまる」が出迎えてくれます。
今回のルート
今回のルートは、フェリー乗り場から反時計回りに奥尻島を一周しました。
島一周の距離は約65kmです。
島での移動方法
私たちは人数も多かったのでレンタカーで移動しました。
ネットで検索して、一番最初に出てきた「奥尻レンタカー」を利用しました。
セレナを借りましたが、6人で1泊2日の島一周には十分でした。
観光協会のHPを見ると、他にも2社ほどレンタカー屋さんはあるようです。
タクシー以外では観光タクシーもあるようです。5,000円程度で島一周できますので、人数が少ない場合はこちらもアリかもしれません。
バスは本数や時間帯を見ると、観光するには使いにくいと思います。
島一周で訪れた観光名所など
まつや食堂
11:40着のフェリーで奥尻に来たので、まずは腹ごしらえです。
最近、テレビ番組「ハナタレナックス」でチームナックスが訪れたお店「まつや食堂」です。
フェリー乗り場からも徒歩10分程度で着きます。
多くのお客さんが注文していた「うに丼セット(2,500円)」をいただきました。価格は時価で変わるようです。
ミョウバンの味がしないウニは最高です。めちゃくちゃ美味しかったですし、お腹パンパンになりました。
宮津弁天宮
早速、レンタカーで移動です。フェリー乗り場から北へ約5㎞。「宮津弁天宮」にすぐ着きます。
車を降りて向かいますが、とにかく階段が急です。かなりスリルがあります。
小さい子供だと転がっていく可能性があるので、注意が必要だと思います。
頑張って階段をのぼると弁天様が祀られている小さな神社があります。
もともと番所があった場所で、天保2(1831)年に島民が大漁祈願のために建てられたのが始まりだそうです。
賽の河原公園
島の北端にある稲穂岬周辺には、賽の河原公園があります。宮津弁天宮からは北へ5kmほどです。
賽の河原は、三途の川の河原です。親よりも先に死ぬと賽の河原に行き、石積みをしなければならないというあれです。
1993年の北海道南西沖地震の慰霊碑もありますし、海岸には石が積まれていますのでスピリチュアルなスポットです。
道南五大霊場の一つですが、キャンプ場にもなっていて訪れた時もキャンプしている人がいました。
球島山
賽の河原公園から約10km、山の方へ入っていくと球島山展望台があります。
フェリーターミナルからも約10kmです。
駐車場から90段ほど階段を登ると展望台につきます。
標高369.3mの山頂からは景色は最高です。
天気が良かったので、北海道の渡島・檜山地方もバッチリ見えました。
オクシリブルー
季節か天候でしょうか。私が訪れた際、島の東側は波が高く、海に近づくことはできませんでしたが、西側の海は非常に穏やかでした。
球島山からも、フェリー乗り場からも15kmほどで島の西側へ行けます。
西側の海岸線を車で走れば、海に近づける場所が所々あります。
オクシリブルーと言われるだけありました。海はとてもキレイでした。
神威脇温泉保養所
残念ながら、2019年に「奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館」が閉館となってしまったので、島の温泉施設といえば、ここくらいです。
今回は入浴しませんでしたが、なかなか味のある施設のようです。
奥尻ワイナリー
閉館してしまったホテル緑館の横の脇道に入っていくと奥尻ワイナリーがあります。
少しわかりにくい場所にあります。
奥尻ワイナリーのワインは北海道内では時々見かけますが、ここだけの限定ワインもあるので、ワイン好きは寄ってみるといいと思います。試飲もできます。
赤ワインアイスもあります。
北追岬公園
奥尻ワイナリーのすぐ近くに彫刻家「流政之」の作品が印象的な北追岬公園があります。
散歩もできますし、パークゴルフ場とキャンプ場もあります。
奇岩
西側の海岸線を南下していくと「カブト岩」など様々な奇岩があります。
「モッ立岩」なんてものもあります。名前の由来は…。
時空翔
奥尻ワイナリーから約15km南下すれば青苗地区に着きます。フェリー乗り場からも約16kmです。
奥尻島の南端で、奥尻空港もこのエリアです。
1993年の北海道南西沖地震で被害の大きかった地区でもあります。
慰霊碑「時空翔」は地震のあった7月12日に、くぼみの中へ夕日が沈むのを見ることができます。
岡本旅館
青苗地区でネットで予約できる旅館が少なかったですが、ウニ、アワビが沢山食べられるということで「岡本旅館」に泊まりました。
1泊2食付で15,000円ほどのコースにしました。
夕食の海産物はめちゃくちゃ美味しかったですが、量が多すぎでした。汗
風呂も部屋もおすすめできるような旅館ではありませんですが、とにかく料理はおすすめです。
夕食の時にウニ丼を朝食にまわしてもいいと言われたので、朝食からウニ丼です。
3食連続でウニを食べると少し飽きてきます。汗
奥尻島津波館
前日に隣接する「時空翔」まで行きましたが、閉館時間に近かったということで翌日の朝に訪れました。
ちなみに営業時間は9:00~17:00で、冬期間は営業していないので注意が必要です。
北海道南西沖地震の記憶と教訓、復興支援への感謝などを後世に伝える施設です。
1時間ほどの滞在でしたが、改めて地震と津波の恐ろしさを感じることができました。
うにまる公園
島南端の青苗地区からフェリーターミナルに向かって北へ約14kmほどで「うにまる公園」があります。フェリーターミナルからは向かえば南に約2.5kmです。
「キタムラサキウニ」をかたどったモニュメントがあります。このモニュメントは夜光るそうです。
公園内にある「佐藤義則野球展示室」。ネット上では「2018年は休館」と書いてありましたが、2019年も閉館していました。たぶんこのまま…。
なべつる岩
フェリーターミナルの1kmほど南にあります。
奥尻島のシンボルで、鍋の取っ手に似ていることから「なべつる岩」と呼ばれているそうです。
高さ19.5メートルで、夜はライトアップされているとのこと。
潮の満ち引き次第ですが、近くの砂浜にも降りれます。泳ぐのは危険だと思います。
フェリーターミナル付近
最後はフェリーの時間まで、ターミナル付近を散策。
すぐ近くにある「さとう食材」で出している名物スイーツ「ボラ」を食べました。
北海道南西沖地震の時に訪れたボランティアに提供したのが始まりで、コーヒーゼリー、プリン、ソフトクリームの組み合わせです。
想像通りの味ですが、美味しかったです。
フェリーターミナルのお土産屋さんにも寄りました。
海産物が多い中で「ハイシャーベット」を購入。これも想像通りといえば想像通りでした。
まとめ
今回訪れてみて、島全体の雰囲気は少し寂しい感じがしました。
団体客を受け入れられるホテルの閉館で、さらに観光業としては厳しいかもしれません。
7月なので泳げるところもあるかと思いきや、子供たちとワイワイできるような砂浜は見かけませんでした。
波の穏やかな場所を選んで、自己責任でチャレンジって感じだと思います。
ただ、海もとてもキレイで、ウニもアワビもめちゃくちゃ美味しかったので、もう少しPRが上手ければと思ってしまいます…。
また、死ぬまでにもう一度訪れたいと思いました。